Tesoro International School

レッジョ・エミリア・アプローチを基本とした園風

同校は、2016年4月にグランドオープン。
代表の青木美恵子さんが、大人になってから外国語を学ぶのに大変苦労したことが開校のきっかけとなりました。
代表の青木さんは”子どもたちには自分と同じような苦労をしてほしくない”と考え、英語習得が比較的容易い幼少期の間に、楽しみながら、ツールとして英語を学んで欲しいと考え、スクール設立を決意したといいます。

同校の名前となっている”Tesoro” はイタリア語で「宝物」という意味。保護者にとっての宝物である子どもを預かり、スクール内で宝（これからの時代に必要な能力）を育んでいきたいという願いが込められています。
一人一人の”宝”をしっかりと育てていきたいという思いから、定員15名という少人数制を徹底しています。食育にもこだわり、ケータリングではオーガニックの野菜を使用した食事を提供し、毎日のフルーツ・タイム（3〜4種類のフルーツを食べる時間）では”自然の糖”の恵みを子どもたちに教えています。

異年齢保育であることも同校の差別化ポイントです。12ヶ月〜6歳までの子どもたちが同じ環境で生活しており、お互いにプラスの影響を与えあっています。

なお、同校では、イタリアで発祥した「レッジョ・エミリア・アプローチ」という教育哲学を園風の基本としています。
「子どもたちそれぞれの意思や個性・独創性を尊重し、個々の感性を生かすことが最も重要である」という考え方は、カリキュラム内に色濃く反映されています。

IEYCを使用したカリキュラム

同校は、コアカリキュラムとしてInternational Early Years Carriculum(IEYC)を活用しています。
IEYCとは、イギリスで作られた”子どもたち一人一人が持っている才能や能力を引き出していく”教育方法のこと。子どもたち自身の興味や要求の方向に活動を展開して、本来持っている本物の可能性を掘り起こしていきます。

同校では、午前・午後に50分ずつ”IEYC Time”が設けられています。子どもたちが持つ素朴な疑問を子どもたちの目線から深く探求できる活動を行っているため、先生が1から10まで指示することはありません。
先生が子どもたちに与えるのは”気づき”のみ。実験、リサーチなど幅広い取り組みを通して、子どもたちは自身で些細な疑問を解決していくのです。

子どもたちに”気づき”を与えるためのテーマは、4週間ごとに変わります。たとえば、”恐竜”がテーマになった月であれば、「恐竜はどのような生き物なのか？」「この歯の形は肉食動物か草食動物か？」「食べるものは？」といった疑問を、遊びながらみんなで探求していきます。
先生が答えを教えることはありません。それは子どもたちの自主性を最大限に重んじているからです。

また、スクール内の環境も、子どもたちの探究心を伸ばすことができるように構築されています。
教室の中は、対象年齢を広く設定した数多くのおもちゃを始め、廃材、いろんな形のうつわ、お手玉や小さな木のピース、コルクなど、子ども達が何かに見立て、さまざまな活動や遊びに発展できるような素材が用意されています。

同校では、体験学習や自己表現をベースに「物事を考え、筋道を立て、理解を深める」力を、遊びながら身につけることができるのです。

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