Regina Catholic Education Center

プリスクールと幼稚部は、レジーナの小学部の建物に併設されています。前庭の中央にはアメリカの国旗が高くそびえ、聖母マリア（別名レジーナ）の像が建っています。丘の傾斜を利用した園庭では、子どもたちが大人に見守られながら元気いっぱい遊んでいます。まるで森の中で冒険しているようです。

全館は完全にロックダウンされており、生徒たちの安全を保障する警備の厳しさが見て取れます。子どもを送迎する保護者はみな玄関のカードキーを持っており、建物内でも各教室に入るには鍵が必要とかなり厳重です。建物に入ると、右手に小さな聖堂があり、ここで子どもたちは毎日お祈りをします。聖堂を囲むようにプリスクールと幼稚部の教室があります。カトリック信仰を土台とする教育では、子どもたちは毎日のお祈りやミサを通して、神様への愛と感謝の心を養います。ランチやスナックの前にも必ず感謝のお祈りをします。調和を美徳とし、学校や地域社会への奉仕活動を行ったり、黙想をして集団で静かな生活を送る時間もあったりと、日常的にイエスキリストの教えを守り続けています。

プリスクールでは、遊びながら学習意欲を高め、友だちと交わることによって自分の価値に気付き積極性を養います。他人を思いやる心を育て、神様への愛と神様からの愛に感謝する心を養います。子どもたちは安全で刺激的なキャンパス環境で成長していきます。教室では、本の読み聞かせ、数や文字の認識、音楽、アート、スペイン語、手話を習い、スナックの用意を手伝います。自意識を育てながら、遊びを通じて学問的なスキルも身につけます。各教室にはiPadがあり、楽しみながら様々な学習ができるような体制も整っています。

Nature Explore Classroomと呼ばれる戸外の自然冒険教室では、スタッフに見守られながらのびのびと体を思う存分に動かしたり、木の温もりのある手作りのブロックを積んで遊んだり、手製のモビールで音楽を奏でたり、パインツリーの下で静かに本を読んだり、丸太をくりぬいた遊具に流れてくる水の音に耳を澄ませたり、野菜畑の土を掘って泥だらけになりながら虫を探して触ってみたり、枯れ葉や植物の観察をします。こうした中で子ども達の社会性を育て、調和のとれた心身発達を促しながら、幼稚部へ進学する準備をするのです。

月に一度全校一斉にミサが行われる時には、12年生がやってきて小さな友達をミサに連れていきます。こうした上級生との交流は幼い子どもたちにとって、とても楽しみな行事になっています。

幼稚部では、カトリック信仰の教育を柱にしながら、特に言葉の流暢さや理解力を含む読み書きの能力と、算数に力を入れています。スマートボードを活用しながら、6日サイクルで毎日、英語、算数、音楽、美術、体育と、よい友達をもったり良い考えができるようすることを目的としたカウンセリングの時間があります。その他には、週2日コンピューターを使ってテクノロジーの学習をします。30台のコンピューターが設置された部屋で、各人がプログラミングの基礎を習い始めます。各教室にもコンピューターやiPadが設置されているので、リサーチやオンライン学習に活用しています。子どもはそれぞれ学習の仕方が違うので、視覚、聴覚、コンピューターなどその子の特性を生かしながらゴールに近づくアプローチを行い、小学部進学への準備をします。

アイオワ州が定める「21世紀のスキル」には、将来子どもが成功するにはテクノロージーや問題解決の能力が必要だと謳われています。テクノロジーの進歩についていくには、進んだ学習環境が必要ということなのです。3年生までに読み書きの習熟度が一定のレベルに達していなければ、授業にはついていけないですし、ひいては落ちこぼれて問題児になってしまいます。時代のニーズに合う教育を行っているため、世界大学ランキングでも上位のIVYリーグや有名大学に進学するなど、将来的に成功する人材の輩出に成功しています。

プリスクールにはフルデイケア（7：30～17：30）があり、幼稚部にも就業時間前後にAM PMプログラム（7：00～8：00と15：00～17：30）があり、共働きの家庭へのサポート体制も整っています。レジーナの生徒は規律正しく、誰にでも挨拶ができ、親しみやすく親切です。彼らはみな精神的に豊かな家庭に育ち、学校で素晴らしい教育を受け、優しさの中に厳しい躾を受けながら、ゆるぎないカトリックの信条の中に生きています。そんな子どもたちの目は、神様や家族や周りの人々の愛に満たされ、喜びに溢れキラキラと輝いています。「廊下で神様に会ったよ」と教えてくれる子どももいます。素晴らしい環境の中でまっすぐに育つ子どもたちの将来が、とても楽しみに思える学校です。

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