モンテッソーリを現代に合った形にアレンジ
『BINGO』というスクール名は、自律した目標のある人に育って欲しいという願いを込めた『Be Independent And Goal Oriented』の頭文字が由来となっています。
同校の特徴は、モンテッソーリ教育のメソッドを基本にしながら、現代に合った形にアレンジしているところ。
「モンテッソーリ教育は歴史のある古い教育法です。しかし、必ずしも古い教育法にとらわれずに、新しい教材を準備し、子どもの手に届きやすい場所に置いています。子どもの興味の幅を拡げるために、音楽・料理・図工・かず・言語・裁縫と幅広い分野の教材を揃えていますし、ローテーションを組み教材を入れ替えることによって、常に子どもたちの興味を引き出す環境を作っています」と、話すのはprincipal teacherのSaori Cox氏。
設置している教材も、モンテッソーリ教育の教材だけにとどまりません。
音楽では、ドラムやギター、鉄琴、キーボードなどが設置してあり、好きなときに自由に演奏することができます。
料理は、1人の先生が子どもにつきっきりとなることから、1日1人限定のプログラム。
子どもは作りたいものを自分で決め、必要な材料を考えて、調べて、値段を計算しお金を準備し、仮想のスーパーへ買いにいきます。必要なものが全部準備できたら、先生が見守る中料理を作り、最後まで一人で片付けを行います。年長になると、昼食が終わると自分のお弁当箱は自分で洗います。年中以下でもスナックの時間などに自分が使ったお皿などは自分で洗い、昼食が済んだあとは食べこぼしを片付け、机を拭きます。
このような経験がきっかけとなり、自宅でお手伝いをするようになった子どもが多いとのこと。
図工は、鋏やテープ、折り紙や厚紙、トイレットペーパーの芯、空き箱など資材を豊富に揃えており、子どもたちが自分の好きなものを自由に作る環境が備わっています。
創作による自己表現することを大切にしているため、「みんなでピンクの折り紙でチューリップを作ろう」というように、先生が作るものを指定することはありません。先生たちはあくまでも傍観者。援助してほしいという子どもたちのサインを見逃さないよう、注意深く子どもを見ています。子どもたちが自分のアイデアで創作を行った結果、独創性が育まれ、大人がビックリするようなものが次々と生み出されていきます。
かずは、モンテッソーリ教育の教材を使っています。しかし、かずの取り組みに関しては注意点があるため次のような工夫をしていると講師は話します。
「モンテッソーリ教育は、自分で活動を選んでいく方針ですので、かずに興味のないお子さんは教材を手に取らないこともあります。しかし、すべてのお子さんに基礎は学んでほしいと考えているので、ワークシートの時間に、かずの分野を混ぜたりしています」
モンテッソーリ教育に不足しがちな『団体行動』と『コミュニケーション』もプラス
同校では、モンテッソーリ教育のメソッドだけでは不足しがちな『団体行動』と『コミュニケーション』においての教育も行っています。
まず、団体行動に関する取り組みと言語について同校講師は次のように話します。
「モンテッソーリ教育は『個々の活動』なので、団体の行動をすることがないのです。ですので、共同で何かをすることに慣れていなかったり、人のことを助けられない場合があったりするんです。たとえば部屋が散らかっていて、『誰がしたの?』って聞いても、『私じゃない』『僕じゃない』と言う声が上がっていました。
私たちは『グループで何かをする』ということも学んでほしかったので、共同で何かをするという取り組みを行っていきました。家庭菜園でみんなで野菜を育てるなど、みんなが同じ目標を共有することを意識しています。
社会では協調性が重んじられますし、日本の小学校に上がると、みんなで何かをするという機会が増えます。子どもたちが社会にも適用できるように・・・。異年齢保育(縦割り保育)のおかげで、年長の子どもたちは、みな面倒見が良いです。
次にコミュニケーションですが、モンテッソーリ教育のメソッドは、コミュニケーションに関しては不足してしまう部分があると感じています。当スクール内のアクティビティは全て英語で行っており、先生から子どもに話しかける時は必ず英語を使っています。ただ、絶対に日本語を使ってはいけないと禁じているわけではありません。なぜなら、「自分を表現する」ことはこの年代において非常に大事なことだからです。ライティングに関しては、毎日2〜30分、レベルに合わせてワークシートに取り組んでいます。年齢別ではなく、個々のレベルに合わせて、数種類の教材を用意して勉強を進めています。
スピーキングは、バイリンガルの先生たちによっての指導はもちろん、テーマを決めてスピーチを行う機会も設けています。クラスは縦割り保育なので、小さい子どもたちは、年長の子どもが英語を話す姿に強く影響を受けます」
英語教育にも力を入れている同校ですが、英語習得を第一に掲げているわけではありません。これからの時代を生きていく上では、まず人間性が一番大事であると考えています。その人間力を形成しながら国際言語である英語を習得するという考えです。
同校は、モンテッソーリで自律心を育みながら、英語を通して国際的な視野を広げていくことで、子どもたちをグローバルな国際人に育てていくスクールなのです。
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学校名 | BINGO INTERNATIONAL SCHOOL |
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住所 | 東京都葛飾区鎌倉4-28-15 |
電話 | 03-6869-5513 |
公式ホームページ | http://www.bingointl.com/ |
フィロソフィー | ‘BINGO’ stands for: Be Independent and Goal Oriented We enable our students to select projects that are suitable for their age and ability.With each completed project, the challenges grow as they do. |
受け入れ年齢 | 2歳6ヶ月〜6歳 |
授業時間 | 9:30-14:30(early drop off 8:30, extension 16:00)【一日の流れ】9:15-9:30 登園9:30-9:45 準備9:45-10:05 朝のサークル10:05-10:30 ワークシート(ライティング)10:30-11:45 アクティビティ(モンテッソーリ)11:45-12:45 ランチ12:45-13:55 外遊び(自由遊び)14:00-14:10 帰りのしたく14:10-14:30 帰りの会 |
昼食とスナック | なしお弁当の注文は可能 |
サマーキャンプ | あり2歳6ヶ月〜6歳スポット参加(可) |
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- インターナショナルスクール, モンテッソーリ教育, 東京都, 葛飾区