私立カトリック・フォルクスシューレ・エリザベーテンハイムの特徴は、幼稚園(1880年創設)、小学校(1853年創設)、老人ホーム(1914年創設)、学童保育(1958年創設)を併設しており、若者から年配の人までが過ごす歴史ある施設です。

小学校の大きな特徴は、学童保育の施設が隣接していることです。そのため、授業前、授業後の施設移動がとてもスムーズに行え、セキュリティーの面からも安心して子どもを預けることができます。学童保育は、朝の6時半から開いています。近年、ドイツでは両親共働きの家庭が増加しているため、そのような家庭には不可欠な存在となっています。

小学校の授業45分授業で5時間もしくは、6時間の授業が行われます。1年生の授業では、アルファベットの練習から始まり、1年生が終わるころには自分の書いたものを読み、簡単な本が読めるようになります。算数では計算、1から20までの足し算引き算などの数の基礎を学びます。生活の授業では、森で採ったベリーや、果物でジャムを作り、その製造過程を学びます。そうすることで、自分たちの身近にも食物があるということを知ることができます。

また、音楽教育と宗教教育に力を入れています。1年生から6年生まで選択授業として「音楽」もしくは、「宗教」を選択し、選択授業として毎日20分間行います。

まず、音楽では、大聖堂音楽隊のプロの講師を招き、音楽教育を行います。ハンガリーの教育者であるKodály Zoltánによる音楽教育の教育理念をとりいれており、彼の「音楽を通して全き人間へ成長させる」という理念に沿い、子どもたちは早い時期から楽器や、コーラスにより音楽を作り上げる活動をします。音楽を選択した1年生は、授業の一環として、毎週水曜日の午後にリズム練習が30分、毎週月曜日の午後には45分間、大聖堂で音楽隊の一員として練習を行います。週末にはその成果をミサやコンサートで披露します。学年が上がるにつれて練習時間は増えていきます。

次に、宗教を選択した生徒は、宗教について深く学びます。自分の生活と宗教の結びつきなどを考えていきます。静かにする部屋で毎日精神を落ち着かせる時間を作ります。この宗教の時間に、「自分の状況」、「他人とのかかわり」、「自発的行動」、「エクメーネ」、「ホスピタリティー」、「連携」、について考え話し合います。

午後は13時より学童保育に移動してクラス全員での昼食になります。学童保育では、学年ごとにクラスが作られるわけではなく、1・2年生、3・4年生、5・6年生を合同としたクラス分けとなります。このように合同にすることで上の学年が下の学年を手伝うホスピタリティーを大事にしています。その証拠に宿題を行う時間では分からないことがあれば、先生や年上の人に質問して学ぶことができます。

この学校では学童保育もには全員が参加しなければなりません。この学童保育と学校授業で一つの教育システムが構築されているのです。学童保育では、誕生日会や、クリスマス会、カーニバルのパーティやダンスやスポーツなどの活動も行われています。学童保育は一年を通じてほとんど休みがありません。夏休みや、冬休みも例外ではなく、動物園や、公園への遠足や、料理教室などが行われています。長期の休みになると閉まってしまう学童保育が多い中でこのような学校は共働きの両親だけでなく、多くの親に大変人気です。

学校名Die Private Katholische Volksschule ElisabethenHeim
住所97070 Würzburg, Bohnesmühlgasse 16
電話0931-3513-110
公式ホームページhttp://www.elisabethenheim-wuerzburg.de/elisabethenheim-v2/
フィロソフィーElisabethenHeimはWürzburg 市のBohnesmühlgasse16に1853年以来存在しています。その伝統的なElisabethenHeimではさまざまな年齢の方に対して提供している非営利カトリック協会です。若者であろうと年上であろうと関係なく、いろいろな人と関わるということで学ぶこと、何かを得る事を非常に重視しています。 人間は常に努力を行っています。そして私たちは、人間のイメージとキリスト教の価値の理解に関する作業によって導かれています。基本的なキリスト教を信じる人にはこの教えは開放されています。古くからあるローマカトリック教の伝統を守り、信仰心を土台にした教育をおこなっています。
受け入れ年齢5歳
授業時間フルタイム 6:30~18:00
パートタイム 8:00~16:00
昼食とスナックあり
サマーキャンプ6歳~11歳
スポット参加:可
月~金6:30~18:00 約200€