ウイインターナショナルプリスクール

「オールイングリッシュ」でありながら日本語も教えてくれる

同校が開校となったのは2014年4月。
【24時間英語託児所】として知られるナーサリー ウイに子どもを預ける保護者たちから「ナーサリー ウイを卒園したあとも、英語を学べるプリスクールやアフタースクールを作ってほしい」と熱望されたことがきっかけでした。

同校の一番の特徴は、スクール内で「オールイングリッシュ、ノージャパニーズ」を徹底していること。子どもたちにもそのルールは染み付いており、部屋から先生が出て行き子どもだけになったとしても、誰一人日本語を話すことはありません。子ども同士でこそこそと日本語を話すことすらないのです。
もし、入学したばかりで英語が話せない子どもがいたとしても、個別フォローは欠かさないため、通う子どもはみな話せるようになるといいます。

一方で、同校では日本語の授業も毎日行っています。
その理由について、責任者はこのように話します。

「インターナショナルスクールに通わせていると、英語漬けになりすぎるあまり、日本語が追いつかず心配だという保護者の方がたまにいらっしゃるんです。せっかく子どもが英語に慣れ親しんでいるにもかかわらず、日本語に遅れが出てきたので、日本の幼稚園に通わせると。それは非常にもったいないと感じています。
ですので私たちは、保護者の方々の不安を払拭するために、日本語も授業に取り入れています。子どもたちが、日本という国で、日本人として生きていく上で、支障のないように。
また、子どもたちには、母国である日本という国についても知ってもらいたいと思っているのです」

同校では、英語をESL（English as a second language）として扱っています。先生は、英語はあくまでも第二言語として、しかし母国語のように学んで欲しいと思っています。
「私たちは、英語を話せる子どもたちを育てて行きたいのです。教える側の自己満足にならないよう、子どもたちが英語を吸収する仕組みを作っています」

その仕組みとはいったいどのようなものなのでしょうか。

1週間ごとのレッスンプランで子どもたちへの定着化を図る

同校では、英語、算数、社会、理科、音楽、日本語のクラスが毎日実施されていますが、すべての教科において、月曜日から金曜日まで毎日、同じ内容・同じボキャブラリーを教えるカリキュラムとなっています。
先生が話す言葉は、もちろんすべて英語。
つまり、1週間毎日毎日同じことを教え、ルーティン化させることこそが、知識を定着させ、英語力の発達につながるという考えなのです。

また、科目ごとに担当の先生がおり、子どもたちの知的好奇心をくすぐる授業を行っているのも同校の特徴です。
ほんの一部ではありますが、カリキュラムは以下のような内容となっています。

英語
フォニックス、リーディング、ライティング、スピーキング、プレゼンテーションなど

算数
数の数え方、奇数・偶数、数の比較、足し算、引き算、掛け算の、時計の読み方、長さ、重さ、立方体など

社会
1ヶ月ごとに取り上げる大陸を決めて、その大陸の中にはどんな国があるのか、どういう言葉を話すか、どんな食べ物を食べるかを学びます。月2回はクッキングクラスを開催し、その大陸で有名な食べ物を子どもたちみんなで作って食べるようにしています。

理科
磁力（リニアモーターカーの仕組み）、宇宙（太陽系の惑星の名前、スペースステーションの成り立ち）など、1ヶ月ごとにテーマを決めて学びます。

音楽
英語の歌を覚えてみんなで歌ったり、ピアニカの練習を行います。ピアニカは月に1～2曲課題曲があげられ、子どもたちは各々練習します。クリスマスパーティーや卒園式など、練習成果を発表する場も用意しています。

日本語
ひらがな・カタカナだけでなく、日本という国についてー四季折々の行事、その行事がどのように始まったのか、日本の成り立ちなどを学びます。

科目によっては、小学校に入ってから学ぶような内容も盛り込まれています。
1週間サイクルのカリキュラムを取り入れることで「各科目について学びながら、英語を身につける」ことが可能なスクールなのです。

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