『あなたはどう思いますか?』を常に投げかける教育方針
校長の赤嶋かなえさんは、カナダのハリファックスで数年を過ごし、日本に戻ってきたときに、娘の英語力を維持させたいと考えたことから、イングリッシュポケットを開校しました。
まるでポケットに入れるように、いつも身近に英語を感じてほしいという願いから、イングリッシュポケットと名付けたそうです。
イングリッシュポケットには、就学前のプリスクールとして、同校とPrime International School(URL挿入)がありますが、違いはどこにあるのでしょうか。
「Prime International Schoolは、帰国子女の方や、家庭で英語を話す環境の子が比較的多いですが、それ以外に違いはありません。
スクールの目標や、カリキュラム・教材等もちろんすべて同じですので、カリキュラム終了時点では差はありません」と話してくれたのは、イングリッシュポケット本部の荻田氏。
同校は、Prime International Schoolと同様、実力をつけることを大切にしています。
カリキュラムを作る上で最も重視しているのが、読み・書き。同校の子どもたちは、自身で英語の本を読解できるレベルまで育っていきます。
また、子どもたちに対し『あなたはどう思いますか?』という質問を常に投げかけることを意識して教育を行っているのも同校ならではのポイント。その姿勢はカリキュラムのなかにも反映されており、毎日Show&Tellの時間が10分間設けられています。
「英語を使って人前で自分の思いを発表する機会を作ること。質問をして答えてもらうという体験の場を作ること。他の友だちの英語を聞き、英語の表現に触れること。友だちのことを知ること。
これらを目的に、1日1人、Show&Tellの時間を設けています」(荻田氏)
Show&Tellの時間では、担当の子どもが、家からお気に入りのものを一つ持ってきて、「This is my show and tell・・・」という出だしから、何を持ってきたのか、どのように使うのか、好きな理由、なぜみんなに見せたいと思ったのかなどを話します。
そして、他の生徒たちは「When did you get it?」「Who bought it for you?」のような質問を投げかけていきます。
全員が話しているかを確認しながら、うまく質問ができない子に対しては、先生が上手に質問を促しています。
この取り組みによって、子どもたちは、言える表現がどんどん増えていき、物怖じせず話せるようになるのです。
生活指導と五感を使ったアクティビティ
同校では、生活指導もカリキュラムの重要なポイントです。
「英語圏は社会的ルールやマナーにとても厳しいです。
当スクールでは、教室でのルール、トイレに行くときのマナー、ごはんのときのマナー、電車に乗るときのマナー、公園に歩いて行くときのマナーなど、しつけ面を細かく指導しています。教室にいる時間は生活時間でもあるので、子どもたちは毎日のリズムを覚えて行く中で、場面場面で正しい振る舞いができるようになっていきます。」(荻田氏)
たとえば、トイレに並ぶとき、通る人の邪魔にならないように廊下のはじに座って待つこと。用を済ませたあとは、「Next,please」と待っている子に一声をかけること。食事中、口にものが入っているときは話さないこと。列に割り込まないこと。
大人にとっては当たり前でも、子どもたちにとっては当たり前でないことを繰り返し教えていくことで、同校に通う子どもたちはきちんとした礼儀作法を身につけることができます。
また、五感を使ったアクティビティが多いのも特徴のひとつ。同校では、マンスリーテーマに合った外出と、季節的な外出をします。
「単純に”行って楽しかった”だけで終わるのではなく、全ての外出には目的を持たせています。
目的というのは、実際に見て楽しんだり、体感することと、スクールで学んだ内容を確認すること。
また、年長の子どもには、遠足後のジャーナルを必ず書かせています」(荻田氏)
目的に沿ってすべてのアクティビティがプランされているので、子どもたちは遊びながら学び、多様な価値観を身につけることができるのです。
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学校名 | Pocket International Preschool 荻窪校 |
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住所 | 東京都杉並区上荻1-18-16 第1亀屋酒販ビル3F |
電話 | 03-3220-8223 |
公式ホームページ | http://englishpocket.com |
フィロソフィー | 1. 月のテーマに沿った学習や教科の学習を通じて、知識を広げ、英語で考え、発言する力を養う 2. 毎日のフォニックス学習で読み・書きの力を育成する 3. ルールやマナーを守る大切さを学び、社会性を育てる 4. Show & Tellや様々なパフォーマンスを通じて、順序だてて話すことや自分の考えを表現する力を育てる 5. 遠足での体験学習で見聞を広げる 6. 季節のイベントを通じて、日米両方の文化を学び、多様な価値観を身につける 7. 集団生活を通じて協調性を養い、小学校入学の準備を行なう |
受け入れ年齢 | 1歳6ヶ月〜6歳(英語幼稚園)1歳〜社会人(イングリッシュポケット) |
授業時間 | 9:45〜14:15【一日の流れ】9:45 - 10:05(20 min.) Pre-Academics10:05 - 10:15 (10 min.) Wash Hands、Washroom10:15 - 10:25(10 min.) Circle Time10:25 - 10:35 (10 min.) Penmanship10:35 - 10:45(10 min.) Getting Started10:45 - 11:25(40 min.) Phonics & Literacy11:25 - 12:00 (35 min.) Subject Study12:00 - 12:40 (40 min.) Wash Hands、Washroom、Lunch12:40 - 12:50 (10 min.) Show&Tell12:50 - 13:00 (10 min.) Wash Hands、Washroom13:00 - 13:50 (50 min.) Park、Teacher‘s Choice13:50 - 14:00 (10 min.) Wash Hands、Washroom |
昼食とスナック | なし(荻窪校のみケータリングあり) |
サマーキャンプ | あり |