帰国子女やプリスクールなどに通い高い英語レベル（年長で英検3級レベル以上）を身につけている子どもを持つ保護者はその後の進路選択に苦労します。英語力を継続的に上げ続けるための選択肢としては大きく3つあります。
・英語圏の学校へ入学
・インターナショナルスクール
・英語に力を入れている国立や私立小学校
英語圏の学校へ入学
英語だけでなく文化（英語文化だけでなくドネーションなどの仕組みなど）も含めて身につけることができるため、英語習得には一番良い環境ですが、保護者の勤務先がアメリカなど家庭の環境が整わないと難しく、実現できるのはごく一部の家庭となるため現実的とは言いにくい選択肢となります。
インターナショナルスクール
英語圏で生まれ幼少期を過ごしてきた帰国子女や、日本国内にいながら高い英語力を身につけた子どもを持つ保護者がまず考える選択肢がインターナショナルスクールです。インターナショナルスクールの講師はスキルも高く、日本にいながら英語圏のスクールライフを送れる特別な環境です。しかし、その反面学費がすごく高く、東京のインターナショナルスクールの入学金平均は約50万円、年間授業料平均は、約168万円～189万円となっています。これらはあくまでも平均ですので年間300万円近い学費の学校も含まれています。
しかし、東京や大阪などの大都市を外すと、費用は半額程度まで抑えられるので、敢えて引っ越し地方のインターナショナルスクールを選択するという家庭もあります。
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英語に力を入れている国立や私立小学校
英語だけで授業をする学校が国立や私立校にも少しずつ広がってきています。私立校はインターナショナルスクールよりは費用面では安い場合が多いですが、それなりにはかかります。その点国立は費用面ではお得なので費用がネックになっている保護者にはおすすめです。先生や環境という観点から言えば、インターナショナルスクールには敵いませんが、純粋に英語力を伸ばすという意味では公立校に通うより良いでしょう。
日常生活も学業も全て英語で行っている英語圏の子どもは母国語以上に他言語を身につける必要がありません。しかし、日本では生活言語が日本語であるため、その中で英語力を伸ばすのはとても難しく、英語圏の子どもと同じレベルで習得するためには子どもに高い負荷がかかります。しかも日本には受験という文化が未だに根強く残っており、それに左右される保護者が多くいます。そういった家庭の子どもは、受験勉強＋英語＋習い事のように取捨選択せずに全てを学ばせている家庭を多く見ます。そしてそういう家庭ほど子どもは英語だけでなく様々なものを嫌いになる傾向があります。
何のためにどれくらいの英語力を子どもに身につけさせたいのかを整理した上で進路選択されることをおすすめします。
